貴女は愛ケチ？それとも愛溢れてる？

　付き合いだして1ケ月後初めてのセックスの後に彼の腕枕で幸せに酔っている彼女に彼が言いました。『ＯＯは１ヶ月後には毎日私の声を聞きたいと思うようになり、３ヶ月後には私の声を一週間聞かなければ涙が出て、半年後には私の事を考えるだけで涙が出そうになると思うよ。』

　彼の自慢げな言葉に少し幻滅した彼女でした。少し反発し「そんな思いを一度でいいから男の人に感じてみたいわ。」と答えたそうです。

　一ヶ月後彼女は１１時までに全ての用事を済ませ、後は寝るだけの状態でテレビ音を小さくし電話音に耳を澄ませていたそうです。　

　三ヶ月後たまたま彼が忙しく６日間お休みコールが無かったそうです。五日目の夜、彼女の枕は涙で濡れていました。　

　半年後、夜になると彼が恋しくて目が滲んだそうです。

　デートの夜彼に抱かれ何度も天国を彷徨った後彼の胸に顔を埋め彼女は問いました。「どんな魔法を私に使ったの?」

　彼は答えました。

　『最初の頃に言っただろ？私の愛のほうが君の愛より倍はあると、どう？半年たって追いつけたかい？』「・・・いいえ・・（＞＜）」

　『その筈だよ最初の頃は誰だって相手に少しの愛情、例えば１０の愛情をもって恋愛がスタートする。ところが相手が２０の愛情を持って接してくれているのが分かれば自然と自分の愛情も５くらいは跳ね上がって１５にはなるよね。』「・・そうね。」

『ＯＯがそうなれば私は３０の愛情で包む。そうなるとＯＯの私に対する愛情も２５くらいまで上がってしまう。それを私は１２０まであげていった。そうするとＯＯは最低でも私を１００％好きで好きでたまらなくなってしまうって事。』「・・・（＞＜）」

　『人は皆自分の愛がどれほどあるかを知らず、好きになった人からはいっぱい愛されたい！と願っている。愛ケチな人を目いっぱい愛する人は殆どいません。人を愛するのは愛されたからです。愛されて幸せになると必ずその相手を同じくらいか少し少ないくらいは愛してしまう。』

　『まして好きな人が１２０％も愛してくれたら１００％に愛情が跳ね上がらない筈が無い！』　

　『残念ながら愛が極小の男女はこの世に半分近くいる。その５０％の女にどんなに愛を注いでも砂漠に水を撒くようなもの！馬鹿馬鹿しい限り！でもＯＯはそうでは無い５０％だと最初から分かっていたからあんな事が言えたんだよ。』

　彼の魔法のなぞ解きを最初はビックリして聞いていた彼女でした。聞きながらこれまでの彼の愛溢れる行動が沢山思い出され涙が彼の胸を濡らしてしまいました。

　これはある男女の実話です。